レオパレス21の退去費用を徹底解説——高額請求を防ぐチェックポイント

レオパレス21は全国で約 57 万戸を管理する大手賃貸管理会社。家具・家電付きのマンスリーマンションから一般賃貸まで幅広く展開しており、退去費用に関するトラブルも少なくありません。
特にレオパレスは「家具・家電付き物件」という特性上、通常の賃貸より退去費用のチェックポイントが多く、知らずに払ってしまうケースが目立ちます。この記事では、レオパレス21特有の退去費用の傾向と、家具・家電の損耗をめぐるトラブル対策をまとめました。
- 家具・家電付き物件のため、備品損耗の請求が発生しやすい
- クリーニング費用は特約ではなく「入居時説明」で同意を取る形式が多い
- 壁紙の「エンボス加工(凹凸のあるクロス)」に傷がつきやすく、張替え請求の対象になりやすい
レオパレス21の退去費用——費用項目別の傾向
| 費用項目 | レオパレスの請求傾向 | 相場 | 交渉の余地 |
|---|---|---|---|
| ハウスクリーニング | 20,000〜40,000 円。契約書ではなく入居時説明で同意を取るケースが多い | 15,000〜35,000 円 | 「説明を受けた記憶がない」と主張できれば減額の余地あり |
| 壁紙(クロス)張替え | エンボス加工クロスのため小さな傷も目立ち、全面張替え 50,000〜100,000 円になることも | 1室 30,000〜60,000 円 | 入居年数に応じた減価償却を主張。小さな傷は通常損耗 |
| 鍵交換 | 必ず請求(10,000〜15,000 円) | 8,000〜20,000 円 | 紛失していなければ全額拒否が原則 |
| 家具・備品の損耗 | テーブル・椅子・ベッド・冷蔵庫などの傷や汚れが請求対象に | ケースバイケース | 通常使用による経年劣化は貸主負担。故意・過失による破損のみ借主負担 |
| エアコン清掃 | クリーニング代とは別に請求されることが多い(10,000〜15,000 円) | 10,000〜20,000 円 | 通常使用なら貸主負担 |
レオパレスは家具・家電付きが最大の売りですが、退去時にはこれらの備品すべてがチェック対象になります。テーブルの輪ジミ、椅子の布地の汚れ、冷蔵庫の庫内汚れ——これらは通常使用の範囲内であれば貸主負担ですが、「著しい汚損」と判断されると請求される可能性があります。退去前に必ず写真を撮っておきましょう。
レオパレス特有のトラブル——家具・備品の「過大請求」
トラブル①:テーブル・机の天板の傷
レオパレスの備品テーブルは天板が薄く、ボールペンの筆圧による凹みなど小さな傷がつきやすい構造です。「机天板交換 15,000 円」などと請求されるケースがあります。
対処法:「これは通常使用の範囲内の傷です。意図的に傷つけたものではなく、経年劣化の範囲です」と主張。机の上で筆記することは通常使用であり、筆圧による凹みまで借主負担とするのは過大請求です。
トラブル②:冷蔵庫の庫内汚れ・臭い
退去時に冷蔵庫の庫内を清掃せずに退出すると、庫内清掃費や消臭費を請求されるケースがあります。
対処法:退去前日に冷蔵庫の電源を切り、庫内を拭き掃除してから退出しましょう。これはトラブルを防ぐというより、そもそも請求の原因を作らないことが重要な項目です。清掃が完了した状態の写真を撮っておくと安心です。
トラブル③:壁紙(エンボスクロス)の「ちょっとした傷で全面張替え」
レオパレスで多く使われているエンボス加工(凹凸のある)クロスは、見た目は高級感がありますが、スーツケースや掃除機をぶつけただけでも傷が目立ちます。この小さな傷を理由に「全面張替え 80,000 円」と請求されるケースが多発しています。
対処法:「この傷は通常の生活で生じたものです。全面張替えではなく、当該箇所の部分補修で対応してください。また、入居から○年経過しているため、減価償却により負担割合は○%です」と伝えましょう。
レオパレス退去時に必ずやるべき3つのこと
- 退去立会いの前に、全室・全備品の写真を撮る——日付が分かる形で。特に「傷がある」「汚れている」と思った箇所は接写で
- 立会いのとき、「ここは通常損耗です」とその場で指摘する——後からメールで言うより、立会い調書に「借主より通常損耗の指摘あり」と書かせる方が効果的
- 冷蔵庫の清掃と庫内写真は必ず——レオパレス退去トラブルで最も多いのが冷蔵庫の庫内清掃費。退去前に清掃+写真で未然に防ぐ
「クリーニング 30,000+壁紙全面 40,000+鍵交換 15,000。壁紙はスーツケースをぶつけた2cmの傷だけで全面張替えと言われたが、部分補修を主張して 10,000 円に。鍵交換は『なくしてません』でカット。最終 30,000 円。退去前に写真を撮っていたのが交渉で効いた。」
「机の傷(15,000)+壁紙全面(50,000)+フローリング(20,000)+クリーニング(25,000)+鍵(10,000)。机の傷は通常使用を主張してカット。壁紙は入居1年なので減価償却の減額はほぼなし。結果 65,000 円。短期入居はどうしても高くなる印象。」
レオパレス21の退去費用に納得できないときの連絡先
- まずは担当支店にメール——必ず書面で。レオパレスは店舗数が多いため、担当支店によって対応のばらつきがある
- 支店で解決しなければ「レオパレス21 お客様相談室」——本社の相談窓口(TEL: 0120-xxxxxx、公式サイトで最新番号を確認)
- 消費生活センター(188番)も選択肢に——レオパレス案件の相談実績も豊富
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よくある質問
管理会社平均と比べて突出して高いわけではありませんが、家具・備品の損耗が請求に加わるため、通常の賃貸より請求項目が多くなる傾向があります。家具の傷は「通常損耗」の主張が通りやすいので、必ず交渉しましょう。
通常の生活で生じた軽微な傷や汚れは通常損耗として貸主負担です。一方、明らかな故意・過失(飲み物をこぼして放置、ペットによる傷、タバコの焼け焦げなど)は借主負担になります。
レオパレスはクリーニング費用を契約書の特約ではなく入居時説明で同意を取る形式をとることが多く、金額が書面で明示されていないケースもあります。その場合、消費者契約法第10条を根拠に無効を主張できる可能性があります。
エアコン内部の専門的清掃は通常、貸主負担です。フィルター清掃など日常的なメンテナンスを怠っていた場合は別ですが、内部洗浄まで借主に請求することは国交省ガイドラインでも想定されていません。
支払いを拒否してもただちに法的措置を取られることは稀です。まずは請求内容の内訳と根拠を求め、不当な項目についてはメールで拒否の意思を明確に伝えましょう。それでも折り合わなければ消費生活センターに相談するのが現実的な解決ルートです。


